はじめに
新卒研修2、3週目が無事終了した。学びが非常にあったのと論理的な思考を鍛えるとてもいい研修だったのでそれをまとめていこうと思う。
具体と抽象化
仕事では色々な情報が錯綜してぐちゃぐちゃになる状況がよく起こりますよね。そこで抽象化や具体化を使って情報を整理することでそれらを解決しようとするアプローチを指します。

コミュニケーションをするときに無意識に使っているとか…
抽象化とは
物事をわかりやすくする思考技術のことを言います。

「ざっくり」・「やんわり」・「モワッと」。これが抽象化を表す概念だと思いました。
本質を抽出する・像を掴むということらしいですね。そして、抽象は具体とセットで用いるということです。
例えば…「ライブの後のファンの声」
- 仲間といけて楽しかった
- これの演出が神だった
- 会場が遠い
- グッズの値上げが激しい
- 〇〇のアイテムが欠品して買えなかった
などなど色々でてくると思います。
ただ、これって扱いづらいものですよね。そこで全体的な評価を数値化するという技術を使います。これこそがまさしく具体化をしていることになります。
問題は山ほどあるときどうすれば良いのか
ライブの例ではないですが問題が100個、200個存在する時にどうすれば良いでしょうか?
問題は整理することができます!
- 問題には重みがある
- 同じ問題がある
それをやる手法を解説します
グルーピング技術
情報を整理する方法です。類似性、共通項、同一属性を見つけてくくり、情報の全体像と構造を把握する技術のことです。
具体的に実施したワークの事例を見ていきましょう
設問
部署内で当社の問題についてブレーンストリーミングを行った結果、以下のような意見が出ました。来週改めてあなたはこれらの内容を永田部長に報告する必要があります。そのためにはまず意見を整理しないければいけません。どのように整理しますか?
- ブランド力の低下
- 外注費が高い
- 生産ラインでの作業が標準化されていない
- 客単価が下がっている
- 完成品の品質にばらつきがある
- 仕入れコストが高い
- 生産性が悪い設備
- 売れない商品が多い
- 破損のクレームが多い
- 他社より人件費が高い
- 販売管理費が高い
これを整理してみると
- 販売における問題
- ブランド力の低下
- 客単価が下がっている
- 売れない商品が多い
- 生産プロセス
- 生産ラインでの作業が標準化されていない
- 生産性が悪い設備
- コストの問題
- 外注費が高い
- 仕入れコストが高い
- 他社より人件費が高い
- 品質の問題
- 完成品の品質にばらつきがある
- 破損のクレームが多い
販売・生産・コスト・品質の4つに分類できるそうです。どんな観点に着目するのかでグルーピングが分かれてきそうです。
研修を通じて得られたもの
他にも色々なワークを実施しました。とても学びになったもの3つを取り上げます。
1. 事実と意見を分けて話すこと
ケーススタディで、事実と意見を一緒にした文章をいかに整理するのかというお題が科されました。解法するのは簡単でしたが、実際これを無意識にやるのは至難の業。

この人は、事実を言っているのか意見なのかをちゃんと見抜く必要がありそうです。
2. 人に共有する時はわかりやすく簡潔に話すこと
よくやってしまうのは、聞きたいことや調べたこと意見を羅列しごちゃ混ぜにすること。要するに今何を聞かないといけないのかを常に考えて言葉を構築する必要があります。

よく、ChatGPTに質問を投げる時「わかりやすく・簡潔に話してください」と入れます。
普段から意識したいですね。
3. 何を取捨選択して進むのかを考えること
情報があればあるほど、意思決定が困難になりますよね。

エンジニアの面接にて、「なぜこの技術を活用したのですか?」と質問されて返答に戸惑いました。言語の違いはそこまでない。だからこそこの開発で何を重視したのかを主張すべきでした。
ここのプロジェクトで何を意識して作りました!をちゃんと腹撃ちする必要がありますね。
おわりに
問題をきちんと掴む能力は普段から意識して取り組もうと思いました。これは今後も活用できそうな問題だと思うので意識します。
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